外が浜町蟹田にある長楽寺を訪ねました。
長楽寺は、浄土真宗大谷派に属し、平成13年に総青森ひばで本堂・山門が再建されました。天井、壁、柱、床だけでなく、屋根裏までふんだんにヒバが使われています。
本堂の中に入ると、その素晴らしさに圧倒されました。金箔の装飾とともに青森ひばが金色に光り輝き、全体が清澄な空気に包まれているのです。まさに”ゴールデンウッド”。住職の鷲岳秀子さんから話を聞きました。
「お寺は長い歴史の中で続いていくものです。だからこそ地域の風土に合わせて建てることが重要です。ここ蟹田は厳しい風雪の地です。津軽の雪や寒さに耐えて育つヒバだから、総ヒバ造りにこだわりました。これで数百年間は大丈夫です。
施工は全国の社寺を手がけている宮大工の方、彫刻も日本指折りの先生に頼みました。しかし、青森ヒバは一流の人が手がけてもそれに負けていません。数百年かけて育つ天然の青森ヒバの力強さを感じます。」
部材の主なもの
丸柱 30Φ5m
36Φ5m
梁 20X40cm 6〜7m
青森ヒバ使用総量 約200m3
(編集部A.S)
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